「うさぎを飼ってみたいけれど、どんなお世話が必要なんだろう?」
「一人暮らしでも飼いやすいの?毎日のルーティンは?」
そんな疑問を抱く人は多いのではないでしょうか。
うさぎは、犬や猫のように鳴き声が大きくなく、室内でも飼いやすいペットとして近年人気が高まっています。ふわふわの毛並みやつぶらな瞳、軽やかな動きは、飼い主の日常をやさしく彩ってくれます。しかし、うさぎにも特有の性質や飼い方のコツがあり、事前に知っておくことでより快適な環境を整えることができます。
この記事では、うさぎを飼う前に知っておきたい基礎知識から、毎日のお世話ルーティン、実際に飼って感じたメリットまで、初心者にも分かりやすく徹底的に解説します。
これからうさぎをお迎えしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
【うさぎを知る】飼う前に理解すべきポイント
まずは「うさぎとはどんな動物か」を知ることが大切です。うさぎは犬や猫と比較すると、繊細でストレスに弱い生き物です。急な物音、強い匂い、気温差は苦手で、環境が整っていないと体調を崩しやすくなります。
■ うさぎの性格
一般的にうさぎは警戒心が強い反面、慣れると甘えん坊で寂しがり屋な一面もあります。初めは距離を取る子が多いですが、時間をかけて接することで信頼してくれるようになります。
■ うさぎの寿命
平均寿命は7〜10年ほど。室内で適切に飼育すると、10年以上生きる場合もあります。
■ 鳴き声がほとんどない
声帯がないため、大きな鳴き声で困ることはありません。しかし、怒っている時には足ダン(スタンピング)をするなど、ボディランゲージで感情を表現します。
■ 臆病だが好奇心旺盛
「見たい!でもこわい……」という性格の子が多く、慣れると部屋の中を楽しそうに探検します。こうした行動を理解していると、より良い接し方ができます。
【飼育環境の整え方】
うさぎにとって“快適な住まいづくり”は、健康に直結する重要なポイントです。ここでは初心者が押さえておくべきポイントを紹介します。
■ ケージの選び方
広すぎても狭すぎてもNG。
・体を伸ばせる奥行き
・立ち上がれる高さ
この2つを満たすタイプが理想的です。
床材は金網よりも 樹脂スノコやマットタイプの方が足の負担が少なく、ケガを防げます。
■ 温度・湿度管理
うさぎは暑さに弱く、理想温度は 18〜24℃。
夏場はエアコン必須です。冬も15℃以下にならないよう注意しましょう。
■ 食事は「牧草が主食」
うさぎの食事の基本は 牧草(チモシー)80〜90%+ペレット+野菜です。
牧草をしっかり食べることで、
・歯の伸びすぎ防止
・腸内環境の維持
・ストレス軽減
など多くのメリットがあります。
■ トイレの設置
うさぎは比較的トイレを覚えやすい動物です。
トイレを覚えるコツは、
・決まった場所に固定する
・おしっこの匂いがついたペットシーツを使う
などがあります。
■ 運動スペース
ケージ暮らしだけでは運動不足に。
1日1〜2時間の部屋んぽ(部屋で自由に遊ぶ時間)を作ってあげましょう。
【毎日のお世話ルーティン】初心者でも続けられる
ここからは、実際にうさぎを飼う上での毎日のお世話ルーティンを紹介します。初めての人でも習慣として続けやすいよう、時間帯ごとに分けて解説します。
▼ 朝のお世話(約10〜15分)
- 水の交換
うさぎは新鮮な水を好みます。毎朝必ず交換しましょう。 - 牧草の補充
牧草は常に食べ放題にしておくのが基本。減っていたらたっぷり補充します。 - ペレットを適量与える
朝と夜に分けて与えると食生活が安定します。 - うんち・おしっこのチェック
健康状態が分かる重要ポイントです。
・うんちが小さい
・数が少ない
・おしっこが赤い
などの場合は早めに対処が必要です。
▼ 日中のお世話(必要に応じて)
- ケージの中を簡単に掃除
汚れた部分があれば拭き取り、糞を取り除きます。
- 部屋んぽ(1〜2時間)
部屋んぽはうさぎの心と体の健康に不可欠。
走る・掘る・探索するなど、うさぎらしい行動ができる時間です。
▼ 夜のお世話(約10分)
- ペレットをあげる
夜型のうさぎは、夜に活動が活発になります。この時間帯の食事はとても大切。
- トイレ掃除
汚れた部分は毎日取り除き、衛生的に保ちます。
- スキンシップ・ブラッシング
抜け毛は特に換毛期に増えるため、こまめにブラッシングをすることで毛球症を予防できます。
【週・月単位のお世話スケジュール】
うさぎの健康を守るためには、毎日のケアに加えて、定期的なチェックも欠かせません。
■ 週1回のお世話
・ケージ全体の丸洗い
・トイレ砂(ペットシーツ)の交換
・爪と足裏のチェック
汚れや臭いが溜まらないよう、清潔に保つことが大切です。
■ 月1回のお世話
・爪切り
・体重測定
・健康状態記録
体重の増減は健康のバロメーターです。ノートやアプリで記録しておくと便利です。
■ 年1〜2回の健康診断
うさぎは体調が悪くても隠す性質があります。
定期的に動物病院で診てもらうことで、病気の早期発見につながります。
【飼って良かったこと】うさぎとの暮らしがくれるもの
実際にうさぎを飼ってみて感じる「本当に良かったこと」をまとめました。
■ ① 静かで穏やかな癒しをくれる
うさぎは鳴かないので、とても静かです。
静かに寄り添ってくれたり、くつろぐ姿を見ているだけで自然と心が落ち着きます。
■ ② しぐさがとにかく可愛い
・ぷるぷると鼻を動かす
・ごろんと横になる「ごろん寝」
・頭を撫でると目を細める
何気ない仕草が可愛くて、飼い主の癒しそのものになります。
■ ③ 部屋んぽで性格が分かってくる
最初は怖がっていた子が、少しずつ部屋の中を探検し、慣れてくれる姿は感動ものです。距離が近づくほど愛情が湧き、日々の楽しみになります。
■ ④ 飼育スペースがコンパクトで済む
犬ほど広いスペースは必要ありません。マンション、一人暮らしのワンルームでも飼いやすいのが魅力です。
■ ⑤ 毎日のお世話が生活リズムを整える
「朝起きたらご飯」「帰宅後に部屋んぽ」など、うさぎ中心に生活リズムが整うようになります。結果として、運動不足や生活習慣の乱れが改善されることもあります。
■ ⑥ 愛情深い関係が築ける
うさぎは懐かないと思われがちですが、実は飼い主をよく覚え、声や匂いで安心する子も多くいます。
・後ろをついてくる
・撫でてアピールしてくる
・ケージ越しに迎えに来る
など、関係が深まるほど喜びも増えていきます。
まとめ|うさぎとの暮らしは“丁寧な時間”の積み重ね
うさぎとの暮らしは、派手さはないものの、静かで優しい時間の積み重ねです。
毎日のルーティンは決して難しくありませんが、「丁寧に」「習慣的に」続けることが大切です。
・食事と水の管理
・トイレとケージの清掃
・部屋んぽの時間
・健康チェック
この4つを意識すれば、うさぎは元気にのびのびと暮らせます。
そして何より、うさぎは飼い主に癒し、笑顔、温かさをたくさん与えてくれます。
これからうさぎをお迎えしようと考えている方は、ぜひ自分の生活リズムに無理のない範囲で、少しずつ準備を始めてみてください。きっと素敵な日々が待っています。


コメント