まとめ:初日は「何もしない勇気」を
うさぎをお迎えした初日は、“静かに見守る日”と覚えておきましょう。
無理に触れ合うよりも、安心して休める環境を整えることが何よりの愛情です。
数日経てば、うさぎの方からあなたに興味を示してくれるはず。
その瞬間こそ、本当の信頼関係が芽生えるスタートラインです
まずは静かな環境で「そっと見守る
お迎え初日は、うさぎにとって大きな環境の変化の日。
移動や音、におい、見知らぬ人など、すべてが刺激になります。
最初の1〜2日はケージの中で静かに休ませることが大切です。
「かわいいから触りたい!」という気持ちはぐっと我慢し、声をかけたり撫でたりせず、遠くから見守ってあげましょう。
部屋の温度は20〜26℃を保ち、直射日光や冷暖房の風が直接当たらない場所にケージを設置します。
安心できる環境を整えることが、うさぎとの信頼関係の第一歩です。
ごはんと水はいつも通りを意識
お迎え初日は、うさぎの食欲が落ちることもあります。
ペットショップやブリーダーで食べていた同じ牧草・ペレットを用意しておき、しばらくは変えないのがベスト。
突然の食事変更は消化不良の原因になります。
また、新鮮なチモシー牧草と常温の水を常に用意し、様子を見ながら少しずつ慣れさせましょう。
食事や排泄が極端に少ない場合は、早めに動物病院に相談を。
トイレは「慣れ」でOK、焦らない
お迎え初日はトイレを失敗してもまったく問題ありません。
まずはケージの角にトイレを設置し、排泄した場所にティッシュで取ったおしっこを入れて「ここだよ」と教えてあげると、少しずつ覚えてくれます。
叱ることは厳禁! うさぎは音や大声に敏感なので、驚かせると信頼関係が崩れてしまいます。
抱っこや部屋んぽはまだ早い
「早く一緒に遊びたい!」と思っても、初日は我慢。
うさぎは抱っこが苦手な動物で、急に持ち上げられると恐怖を感じてしまいます。
最低でも数日〜1週間はケージの外に出さず、“人が近くにいても怖くない”と覚えてもらう期間にしましょう。
落ち着いてきたら、短時間の部屋んぽを少しずつ始めるのが理想です。
優しい声とリズムで信頼関係を育てよう
うさぎは音にとても敏感ですが、穏やかな声や一定の生活リズムには安心感を覚えます。
朝夕に同じ時間で声をかけたり、ごはんをあげたりすることで、「この人は安全」と感じるようになります。
焦らず、時間をかけて距離を縮めていくことが大切です。



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